宗教法人 小林寺 【丹波篠山市】

元澤田城主小林平左衛門長治が晩年、父の近江守長任を開基とし『雑林庵』を創建。出家して「雑林」を名乗り、父をはじめ一族の菩提を弔った。
雑林庵は澤田城が廃城となった後に城跡へと移築され、篠山城初代城主松平氏の援助により小林寺と名を改めて建立された。
享保十四( 一七二九) 年、小林寺は篠山・洞光寺ニ十ニ世春国萬榮大和尚を開山とし曹洞宗となったが、寛延二( 一七四九) 年火災により焼失。この年松平家が亀岡へ、青山家が亀岡より篠山に国替えとなり、小林寺は青山家によって寛延三年再建された。 現在の本堂と庫裡は平成七年、山門は平成八年にそれぞれ改築されたものである。